【スクープ】ドラえもんの「未来デパート」が、「株式会社そごう・西武」に乗っ取られる?「未来デパート」商標権を不正に取得か?

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「未来デパート」商標権を株式会社そごう・西武が不正に取得か??

犯人

ニート太郎です。

とんでもないニュースがネット上でスクープされている。まだ大きなニュースにはなってはいないが、ドラえもんのファンにとっては、とんでもない事態となっているのだ。

出典:ドラえもん.jp (http://ドラえもん.jp/)

まだ大きくは知られていないが、一部のドラえもんファンが、悲鳴を上げている。

ドラえもんの世界に登場する「未来デパート」を皆さんはご存知だろうか?

ドラえもん好きの人にはおなじみの名称 (めいしょう)だが、ドラえもんが、よく自身の秘密道具 (タケコプターやどこでもドア等の類。)を購入しているデパートの名前である。

ドラえもん好きであれば、ほぼ100%、その名称を知っているであろう「未来デパート」が、なんと、大手企業によって、商標登録されていたというのである。

しかも、直接、ドラえもんとは関係のない、株式会社そごう・西武という、本物のデパートを経営する会社が商標を登録しているというのだ。

未来デパート商標

出典:特許情報プラットフォーム(https://www2.j-platpat.inpit.go.jp/)

どこが問題なのか?

通常、登録商標 (とうろくしょうひょう)というのは、自社が築き上げてきたブランドを守る為に、特許庁 (とっきょちょう)に出願するものです。

商標を登録する事は、後から、他の会社が、自社のブランド名や、同一のブランドマークを使って、類似製品を作ったり、類似サービスを、事を阻止 (そし)する役割があります。

こういった商標権というものがないとどうなるか?

たとえば、あなたが、独自のブランド名を作って、良い製品や、良いサービスを提供できるブランドを作り上げたとします。

その後、全く同じ名前、ブランドで、後から真似をしたものを勝手に他社に作られて、好き勝手に、類似商品や、粗悪 (そあく)な商品を作られて売られては、元からブランドを築き上げて来たあなたは、酷い目に遭う可能性があります。

粗悪なものや、類似の偽物を買った人が、もう「○○○○」のブランドは最悪だった。二度と買わない。となれば、元々頑張って、本物のブランドをつくりあげたあなたが、粗悪品や偽物の為に、倒産してしまう可能性さえ出てきます。

そういった、自身が築き上げて来たものを守る役割が、商標権にはあるのです。

商標権というものは、一般的に先願主義 (せんがん)と言われています。つまり、一応は、早い者勝ちなのです。

何も問題がなければ、一番はじめに出願した人の商標権になりますので、「未来デパート」という名称で一番先に出願したのが、「株式会社そごう・西武」であれば、商標権が、「株式会社そごう・西武」のものになるのは、一見、正当なようにも見えますね。

しかし・・・。

「未来デパート」と言うブランドを築いてきたのはドラえもん

未来デパート登場シーン

そこで今回、問題となっているのは、株式会社そごう・西武が「未来デパート」を、商標登録しましたが、果たして、この「未来デパート」という名称を一般に知れ渡るように築いてきた (ブランドを構築して来た)のは、誰か?という事。

それは間違いなくドラえもんです。スクープを報じたドラえもん.jpにも記載されていますが、株式会社そごう・西武が商標の出願をおこなった、2014年以前から、Twitter、インターネット上で、幾度となく、未来デパートという名称が呟 (つぶや)かれたり、記事になっていますが、「未来デパート」という言葉は、ほぼ100%、ドラえもんを知る人々間の、共通認識としての登場です。

「未来デパート」という名称を見て、ドラえもんを思いだす人は100%といっていいほど多いですが、未来デパートを見て、そごうや、西武百貨店を思いだす人は居ません。

そもそも、みんなに知れ渡っているような一般的な名称や、他人の権利や著名団体の権威を害する商標登録は出来ない事になっているので、「株式会社そごう・西武」が商標出願した、2014年以前に、誰でも知っているような名称に既になっていた、「未来デパート」を、「株式会社そごう・西武」が一番先に出願したからと言って、商標権が、認められる事があってもいいのか?という事です。

そのブランド名「未来デパート」を作り上げた、藤子・F・不二雄先生の関係者、小学館や、藤子プロが、商標登録されたのであれば、まだ、理解できますけどね。

なぜ小学館や藤子プロは「未来デパート」を商標登録しないのか

それなのに、何故 (なぜ)、小学館や、藤子プロが、「未来デパート」を、商標登録していないのかは、「未来デパート」という名称は、既に、一般的に普及しており、他社が勝手に、「未来デパート」という名称で商標出願したとしても、特許庁の許可がおりる訳がない。そう思っていたのではないでしょうか?

だからあえて、出願はせず、みんなが自由に、「未来デパート」という名称を気楽に楽しんでくれたら。そういう思いがあったんじゃないかと思います。

私の考えでは、商標権というものは、いくら先願主義であろうとも、他人の権利や、著名団体の権利を害する商標登録は出来ない事になっているはずですので、既 (すで)に、ここまで一般的に知られた、名称が、全くドラえもんと関係のない団体に、許可されるとは、驚きでしかありません。

Googleで「未来デパート」で検索するとドラえもん関連しか上位に現れません。

関連する検索キーワードも、ドラえもんばかりです。

Googleでの、「未来デパート」での検索結果

Googleでの、「未来デパート」での検索結果

そごう・西武は2014年に未来デパートのイベントを開催

ドラえもんそごう・西武百貨店イベント

ドラえもんの「未来デパート」由来だと言うのは明らかな広告ですね。ドラえもんとコラボして、「未来デパート」の名前を使うのはアリだと思います。

だけど、それを商標登録までしちゃうって、おかしいんじゃないですかね??

このイベントは2014年のクリスマスにあわせたイベントですので、イベントにあわせ、それ直前の2014年の9月16日に、「株式会社そごう・西武」が、商標登録をしていた事になります。

ドラえもん由来は明白ですね。

そごう・西武百貨店さん・・・。

 

 

 

 

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3 件のコメント

  • このコラボをして、限定商品を発売するにあたり、商標登録の必要があってのでは?現にドラえもんに関連する団体から何の訴訟も起きてないですし、不正に取得なんてあたかもそごう西武が悪者のように書かれてますが、書き直された方が良いのでは?

    • んー。
      商標権という権利の大きさを甘く見られてるのでは??
      小学館側が、ではなく、そごう側が、商標登録をする必要は全くありませんよ。
      未来デパートという商標が取得された役務は、限定商品とかのレベルではなく、小売業・事業全般です。
      商品一個作るとかの小さいレベルではなくて、そごう側が、小売りをする際に、未来デパートって言う大きなデパートを作って、しかも、その名称の権利を、未来永劫、独占してしまえるくらいの大きな権利を得た訳です。
      商標権というのは特許と違い、お金を払えば未来永劫その権利を手中に収めれる権利です。
      未来デパートという一過性の販売イベントの為だけなら、そごう側が、商標を取得するメリットは一切ないです。とまあ、個人的に思いますけどね。商標を取得するのにかかる時間だけでも、イベント期間の何倍も時間がかかる訳ですから。

      未来デパートという名称を一般的に普及させたのは、明らかに小学館・藤子不二雄サイドであり、取得したのが、そごう側というのが腑に落ちない点です。

      そごうは、ドラえもんとのコラボイベント時に、特許庁へ商標取得手続きをし、許可を得ましたが、その後、全くドラえもんと関係ないイベント時にも、そごうは、その「未来デパート」を継続して使用してるのが、証拠ではないのかなー。と思います。
      ドラえもんとコラボをし、特許庁の審査をおりやすい状況を作り、「未来デパート」という商標を奪ったんじゃ?と思えるんですが。

      現時点では書き直す必要はないかなー。との認識です。この件に関して、正式に、そごう側、小学館・藤子不二雄サイドの、双方の見解が発表されたのであった訳でもないので、書き直すべき材料も持ち合わせてないので。ただ、ご指摘の通り、きちんとした、未来デパートという名称を広めた、藤子不二雄サイドの見解が、発表された場合、書き直さしていただきます。

      こう思われても仕方のない状況だということに、現在の状況では異はないと思いますし。

      もしdskさんが、実は、どちらかの関係者の方だとかなら本当のところを教えてほしいくらいです。
      もし、藤子不二雄サイドが、この後、未来永劫、未来デパートという名称の権利を、そごう側に譲ったというのであれば、私がいちいち言う話でもないですが。

  • ご返信頂いてたのですね。恐縮です。
    そごう西武がこのドラえもんイベント以外に未来デパートの名称継使用してるのが証拠と書かれていますが、そんな展開ございますか?
    私よく利用する百貨店ですが、見かけたことがないものでして。
    また、商標無効の訴えは5年以内ですよね?その間に何かあるか、見守るしかないのかな。と個人的には思っております。商標権の訴えは。利害関係者しか起こせないはずですし、このまま通るか、通らないか、そこで初めて結論が分かる訳ですからね。と言うことはこの記事もまだ書き直しも何もあったものじゃないですね。私も浅はかなコメントしてしまい、大変失礼いたしました。

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